
後藤 弘光
素粒子現象論
経済物理学
金沢大学大学院 自然科学研究科 博士後期課程 数物科学専攻
物質の最小単位である素粒子。時空の歪みが伝搬する重力波。経済を物理できるほどのビッグなデータ。色んなことに興味を持っちゃう物理屋さんです。
最近、人工知能やビックデータといった言葉をよく耳にします。機械学習(Machine Learning)や深層学習(Deep Learning)。データマイニングによって新たな価値観が創造されることが期待されています。このようなデータマイニングには様々な解析手法が存在し、近年ではフリーソフトを用いて誰もがデータマイニングできるような時代になってきました。 これらの基礎となっているのは統計学です。この本棚は、当たり前にデータマイニングできる時代の中で、そのブラックボックスも理解するスペシャリストを目指したい人が、理論物理学における統計力学やくりこみ理論の知識によって、人工知能やデータマイニングに対する本質的な理解を目指すものです。近年注目されている深層学習は、実はなぜ上手く機能するのか理解されていません。最初の1冊で統計物理学、特に「くりこみとは何か?」を学んだ上で、それ以降の本で物理と情報、人工知能との融合を感じてもらえればと思います。そして、理論物理学の視点から深層学習の理解に挑戦してくれたらと思います。
この本棚は有機薄膜(主に有機色素材料)を使った薄い太陽電池の紹介をします。 これから研究を始める方や、次世代の太陽電池に興味を持った人は読んでみてください。 また、このあたりの分野から派生していったペロブスカイト太陽電池についても紹介します。 (2016/11/5 未完成 頑張って編集します)
「理系」「数学」「理論物理学」「素粒子」「超弦理論」... 聞いただけで難しい。数学という言語を用いて自然界と会話し、その美しさを理解しながら万物の究極理論を探求する面白さ。私もその面白さに魅了された一人です。ここにある本は全て自然界が書いたノンフィクションの物語を優秀な理論物理学者が美しく翻訳したものになっています。自然界の共通言語、数学を知らずとも、その面白さに触れられる本棚です。この本棚で非専門家が素粒子を身近に感じ、また専門家は素粒子を身近に感じさせる術を学べることを期待します。
ここの本たちと出逢えば、もうあなたは初対面の人に血液型を聞くことはなくなるだろう。 こころというのは何なのだろうか? 自分自身のこころを理解できている人は少ないのではないだろうか。こころの研究(心理学だけではない)はこれまで、そしてこれからも人類の重要なテーマだろう。しかしこれまでそういった研究は科学的でないと指摘され続け、再現性が低いものも少なくなかった。近年、非常に科学的手続きに厳密で、さらに多領域の知見を取り入れた画期的研究手法がいくつも登場してきている。おそらく今後10年以内に、脳の厳密なモデル化が可能となれば、精神疾患などは劇的に治る時代がやってくるだろう。 こころの研究は心理学だけではない。分子細胞生物学、精神薬理学、行動科学、脳機能イメージングなどの発展で、こころの研究は客観性と再現性を備えた科学の一分野として大きく発展した。そしてこれからはさらに、こころの科学は大きな変化の時期を迎える。範囲の膨大なこの領域でも、激アツでおもしろいこころの科学たちを個々に紹介する。こころのことがどこまでわかっているか、精神疾患とは何なのか・なぜ治らないか、この本棚を覗けばこういった疑問は瞬時に解消されることだろう
国際倫理学とは、国家と国家との間の倫理的関係や、それに基づいてどのような行動がなされるべきか、また現在存在している状況をどのように評価・批判するか、といったことを学ぶ学問です。この本棚を読むと、年間数百万人に及ぶ貧困死に対してどのように向き合えばいいのか、移民や南北問題・環境問題など国境をまたいだ問題をどう考えたらいいのか、その視座を手に入れることができます。より多くの問題を倫理・正義の観点から学んでみたい方はこちらの本棚をどうぞ。道徳の授業が嫌いだった人のための道徳哲学: http://mitorizu.jp/shelves/213
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