
竜太 齋藤
地域研究
筑波大学 大学院 人文社会科学研究科
中央アジア地域研究に携わっております。
特に、同地域の水資源問題について、国際関係の観点から取り組んでおります。
平和中島財団の日本人海外留学奨学生として、ウズベキスタン共和国タシケント市に留学(ウズベキスタン共和国科学アカデミー歴史学研究所人類学・考古学部門)。現在、日本学術振興会特別研究員(DC2)。
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本棚情報
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本棚詳細
2015年10月、安倍晋三首相は、日本国総理大臣として初めて、中央アジア5カ国(ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン)を歴訪しました。日本ではこれを機に中央アジアに関する注目度が高まり、この地域を「親日国」としてとらえる向きもあるようです。しかし、中央アジアは地政学的な要衝であり、インドや中国、ロシアなど、地域大国の首脳もしばしばこの地域を訪れており、現地に長らく滞在している身としては、安倍首相の訪問は日本の存在感を劇的に高めたとは言えない、というのが実感です。 中央アジアは、地理的には中国のすぐ隣に位置し、いわゆるシルクロード交易を通じて古くは日本とつながりのあった地域です。その一方で、長らく旧ソ連の一部として西側に閉ざされていたことから、情報が少なく、なじみの薄い地域であるといえます。この本棚では、中央アジアを知るうえでお勧めの、概説書、事典、各国事情の分析書を挙げてあります。古くから大国がせめぎあい、文化、民族、言語が交錯した中央アジアに対する、実態に沿った理解への一助になれば幸いです。
「地域研究」は、一言でいえば「特定地域に精通する専門家を育成するための学問」となります。これが研究枠組みとして誕生したのは第二次世界大戦後と、比較的新しいといえます。 しかし、民族紛争やテロ、開発といった、様々な問題が山積する現在の世界情勢を鑑みると、特定のものさしでは量り切れない、その国や地域独特の「文脈」を捉えることは、今後ますます重要になってくると思われます。 そして、漠然とした「国際社会」ではない、特定の地域を深く知るほど、その対照として自国の別の側面が見えてくるのも、地域研究のおもしろさです。
専門書に入る前の段階で「芸術と社会との切っても切れない関係」を知る・考えるきっかけになるような書籍を紹介します。 この本棚では、ドイツ、オーストリア、日本の舞台芸術と現代社会に焦点を当てています。演劇好きな人だけでなく、芸術と社会の関係を考える全ての方におすすめです。興味に合わせて気になった本から読んでみてください。 また【Webマガジン「シアターアーツ」http://theatrearts.aict-iatc.jp/】では、日々更新される演劇シーンがレポートされています。本を読む前にこちらをチェックしてみるのも良いかもしれません。
大学の第2外国語で、独学で、これから韓国語を学びたい人へ。 K−POPやドラマなどの韓流ブーム、新聞やニュースで度々目にする日韓関係。 実は韓国語は日本語とそっくりということをご存知でしたか? つまり、ハングルの読み方といくつかの文法の法則を学べば、誰でも簡単に韓国語を習得することができるのです! この本棚では私が独学で2ヶ月で日常会話レベルの韓国語を習得した経験を踏まえて、初歩のハングルの読み方から、ちょっとむつかしい発音まで、簡単な日常会話ができるレベルまで引き上げることを目標に本をセレクトしました。
開発経済学の「今」が分かる定番書について紹介します。前半の3冊が開発経済学の新定番書で、ミクロ計量経済学的研究やフィールド実験の進展によって、2000年以降目覚ましい進歩を遂げている最新の貧困研究を垣間見ることができます。後半の3冊が旧定番書で、「貧困の原因は何か?」「開発援助は役に立つのか?」という開発経済学の分野で頻繁に行われていた議論について学ぶことができます。6冊すべてが一流の開発経済学者による世界的に有名な著書の邦訳版なので、それぞれ洋書で読むこともできます。
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