
のぞみ 山田
北海道大学大学院 文学研究科 思想文化学専攻 芸術学専修
16、17世紀のスペイン宮廷美術を勉強しています。この時期、スペインの国力は衰退の一途をたどっていましたが、それとは対照的に芸術の分野では、優れた作品が次々に生み出されました。フェリペ4世は歴代のスペイン王の中でも特に絵画を愛した君主として知られ、彼の庇護のもと、《ラス・メニーナス》などを描いた画家ベラスケスは、スペイン「黄金時代」の寵児でした。
現在、具体的な研究テーマとしては、フェリペ4世の宮廷において絵画と君主教育がどのように関わっていたのか、という問いに取りくんでいます。ベラスケスの絵画そのものや、彼が関わった宮殿の装飾事業の実態を探ることによって、君主と絵画の関係を、「教育」という視点から読み直すことをめざしています。
将来は教師になって学校で英語を教えたい、なんらかの形で外国語を教えることに携わりたい―、 そうした方が現場に立つうえでぜひ知っておくたい基本的な理論や、具体的な授業実践についての書籍をここでは紹介しています。また、外国語を「教える」ということ、「学ぶ」ということはそもそもどういうことであるのかということを考えさせてくれる書籍も何点か載せておきました。
一枚の絵を見て「素敵だ」と思った時、あるいは「何これ」と唖然とした時、その先に進んでみたいと思ったことはありませんか。美術史という分野は、絵を目にした時のそうしたみずみずしい感覚を出発点に、歴史や文学など隣接する分野にも目配りをしながら、作品の意味や画家たちの営みを明らかにしていく学問です。ここでは、平易な文体で絵画の世界へ私たちを招き入れてくれる書籍から、美術史の方法論を駆使して作品と向き合う研究書まで、順にご紹介しています。
CMOS回路を設計するために役に立つ知識をまとめた本です. 半導体設計に携わる必要がある方へ,半導体の製造プロセス,CMOS回路の原理を説明した本です. シリコン半導体分野の多くの文献や論文で引用されている本です. どの本も有名なので,和訳された書籍を入手することが出来ます. (2016年2月改題,および内容を変更)
有機化学は、有機化合物(炭素を有する物質)の合成法、構造、性質、活用法を研究する学問です。有機化合物は、私たちの生活と密接な関わりがあります。たとえば、医薬品、洗剤、香料、液晶材料、プラスチックなどのほとんどが有機化合物です。これらがどうやって作られていくのか、なぜ価格が安かったり、高かったりするのか、興味がある人はぜひこの本棚を活用してみて下さい。有機化学の入門書から専門的な内容の本まで揃えていこうと思っています。
国際社会は,あるべき社会をめざして国際法というルールを作りました.戦争のしかたにもルールがある,海や宇宙の使い方にもルールがある.そんな国際社会のルールを知ると,これまで見えていなかった世の中の仕組みや平和を脅かす脅威の存在,はたまた貧困や人権・環境問題といった,地球規模の課題を考える力が養えます.なんで戦争は無くならないのか?どうしたら平和な社会が実現するのだろうか?そんな問を考える土台を提供するのが,国際法というルールです.これまで法学にふれたことがない方から大学で国際法を学ぶ方まで,幅ひろく学べる本棚になっています.
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