わくわくするような未知の知との出会い

学生にも社会人にも身近なグループワークについての科学を学ぼう−グループワークの心理学−

2015-08-11 11:28:52 +0900 written by 松本 美希

集団でのディスカッションや意思決定はみなさんにとって大変身近であることと思います。この本棚は、そのような日頃の事象を学問(主に心理学・社会心理学)の観点から見るとどうなるのか、そのようなことが気になる全ての人を対象にしています。いずれの本も具体例が豊富で、初学者でも興味を持って読み進めることができると思います。

1 社会心理学 (New Liberal Arts Selection)

本のおすすめ度:4.5

(本棚のテーマであるグループワークに限らず)社会心理学の入門書に最適な一冊です。社会心理学とはどのような学問であるか、ということを豊富な事例とともに理解することができます。

2 合議の知を求めて―グループの意思決定 (認知科学モノグラフ)

集団合議にをテーマとして、社会心理学の観点から書かれている本です。集団合議について学びたいと思ったらまず手に取ると良い本であると思います。

3 凡才の集団は孤高の天才に勝る―「グループ・ジーニアス」が生み出すものすごいアイデア

本のおすすめ度:3.8

コラボレーションによるアイデア発想について書かれており、所謂「三人集まれば文殊の知恵」現象を明らかにしようとしている本です。トピックはブレインストーミングなど、身近なもので面白いです。グループワークの中でもアイデア形成に寄ったことを学びたいと思った時、この本を読むと良いと思います。

4 ノットワーキング 結び合う人間活動の創造へ

コラボレーション活動について、活動理論という理論を用いて説明しています。実際に筆者は組織のコンサルティングをこの理論を用いて行っており、その事例が豊富に載っています。集団合議など、その場のみを対象としたトピックに限らず、組織活動全体を見るような内容となっています。