わくわくするような未知の知との出会い

フェアトレードを学ぶ第一歩[知識編]

2015-08-04 21:17:08 +0900 written by 宮武 由紀子

国際協力。 国際協力、こんなにも正解がないものに私は初めて出会いました。そして、私がもがいてもがいてたどり着いた先には、フェアトレードという一つの国際協力の形がありました。ただこれは正解でもなんでもありません。私は今でも私が思う国際協力の在り方を模索しています。ここでは一つの手段としてのフェアトレードの可能性についての本棚を将来の自分のため、国際協力に悩む方、フェアトレードに興味がある方、これからの途上国の可能性を考える方におくります。 この本棚には、国際協力、フェアトレードについての基礎知識をしっかりおさえられるもの、フェアトレードに対する批判から自分自身の考察ができるものを置いてみます。[実践編]の本棚も作ったので、そちらも合わせて。

1 フェアトレード学-私たちが創る新経済秩序

フェアトレードに携わる人にとってのバイブル。 1年生の時、フェアトレードに関わってすぐ先輩から紹介されて読みました。今でも何か基準や細かいデータについてわからなくなったら、これを辞書替わりに使っています。最初は興味があったり、疑問に思ったりする章だけをつまみ食いしても大丈夫です。

2 フェアトレードを学ぶ人のために

本のおすすめ度:3.3

これもフェアトレードの入門書。特に、著者の一人である立命館大学経済学部国際経済学科の大野敦准教授は開発学、特にフェアトレードを専門に研究されており、私も大野准教授の勉強会に通い知識を増やしました。

3 コーヒーのグローバル・ヒストリー 赤いダイヤか、黒い悪魔か

本のおすすめ度:4.8

赤いダイヤか黒い悪魔か、という言葉に惹かれて手にした一冊。フェアトレード商品としてよく名前が挙がるコーヒー、その流通経路やどのようして第一次産品がこの世界の中で売買されているかを学べる本です。フェアトレード、といっても具体例がないと理解も進まないので、入門書を読みつつ具体例を補うにはよい一冊です。

4 バナナと日本人―フィリピン農園と食卓のあいだ (岩波新書)

多国籍企業とバナナ農園の労働者の関係性を書いたもの。多国籍企業の支配によってゆがまされた現地の農業システムに異議を唱え、フェアトレードの考え方を提唱している一冊。 バナナという身近なフルーツから途上国と多国籍企業、さらには、その問題と私たち日本人が悲しくもつながっているということを強く感じ考えさせられます。 東南アジアについて研究している教授から勧められ2年生の時に読んだ本です。

5 フェアトレードのおかしな真実――僕は本当に良いビジネスを探す旅に出た

本のおすすめ度:4.4

本当にフェアトレードと謳われている途上国のアクセサリーはそれを作った彼女たちを救えるのか。 このような疑問はたぶんフェアトレードに関わったことのある人なら一度は考えたことのある問いだと思います。この問いについて、筆者が真正面から取材に挑み、一つ一つの製品を通して、生産プロセスを丁寧に紐解いていくという流れの一冊だ。フェアトレード、その言葉だけで満足して、フェアトレードの本質であるだれがどのようにその製品を作っているのかにしっかり向き合っていない今の世界中の消費者に向けた強いメッセージを感じられます。 一通りフェアトレードを調べると様々な批判に直面すると思います。それらの批判から考察を重ね、フェアトレードをよりよい形にする、もしくはフェアトレードを離れて何か別の形で途上国、国際協力に携わっていく、どちらにせよその一歩一歩のプロセスを大事にしてほしいです。

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