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建築からみるソーシャルデザイン:社会問題を解決に導く、地域風土に根ざしたデザインとは

2016-11-30 17:58:38 +0900 written by 宮地 茉莉

途上国の課題をデザインで解決できないか? そんな問いに答える本棚です。建築やデザインを専門としていない人たちでも、環境デザイン、ソーシャルデザインを勉強したい人、事例を知りたい人、途上国の課題に興味がある人、どんな人にでも手にとってもらいやすい本を選びました。

1 ソーシャルデザイン・アトラス: 社会が輝くプロジェクトとヒント

「コミュニティ・デザイン」を普及させた山崎亮著のソーシャルデザインの事例集。災害復興から環境保護まで、社会問題を解決するデザインを紹介した1冊です。巻末に事例の一覧が載っているため、気になった事例の設計者やNGO、プロジェクト名や年代を簡単に調べることができます。

2 つなぐ 環境デザインがわかる

そもそもソーシャルデザイン・環境デザインって何?という人に読んで欲しい一冊。環境デザインとは「デザイン領域をつなぐ」ことであり、その目的は「人、モノ、場、時、コトの快適で心地よく美しい関係づくり」。さまざまなデザイン領域に携わる多数の専門家が、美術作品や、家具、建築、街並み、さらには伝統芸能といった事例を参照しながら、「つなぐ」をキーワードに、環境デザインについて解説している、とても読みやすい1冊です。

3 Small Scale, Big Change: New Architectures of Social Engagement

途上国の社会問題に真摯に向き合う、海外の建築家の作品集。Anna Heringer設計のバングラデシュのハンドメイドスクールMETIをはじめ、Kereのブルキナファソの作品やElementalのチリの作品等、ビジュアルだけでも十分楽しめる一冊です。

4 アレハンドロ・アラヴェナ フォース・イン・アーキテクチャー

地域風土に根ざした建築を設計するチリ人建築家・アレハンドロ・アラヴェナの作品とインタビューを掲載した、充実度の高い本。中でも貧困層向けに設計したハーフビルドのソーシャルハウジングの事例は目からうろこ、必読です。

5 ビハインド・ザ・ラインズ TYIN テーネステュエ

ノルウェーの若手建築家ユニットの作品集。こちらも地域風土に根ざしたデザインで、社会問題に切り込む中での葛藤や困難等も記述してあり、ソーシャルデザインの難しさも勉強できる一冊。デザインがとにかくカッコイイので、ビジュアルを楽しむだけでも手に取る価値はあります!

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