わくわくするような未知の知との出会い

競争優位性をうみ出すナレッジマネジャーへの道 ~組織内の隠れたキーパーソンになるために~

2016-07-17 09:09:57 +0900 written by 浅見 貴則

人間は誰しも、暗黙知という言葉では表現できない知識を持っています。暗黙知は知識なので利用しても減らず、実体がないため他社にまねされにくく、メタ的で、文脈依存します。そのため、企業の強みとして最高の資源になります。そんな知識を自在に生み出し、蓄積し、他人に共有するナレッジマネジャーになるための本を揃えてみました。ナレッジマネジャーになるためには、最低限の経営学の視点と、MECEな考え方がベースになります。そのため、コンサルと同様フレームワークの使い方にも触れながら、知識ゼロからでも読み進めれるものを集めました。

1 みんなの経営学―使える実戦教養講座

企業とは何か、経済学と経営学の違いなど、経営学に関する素朴な疑問から話しを始めている入門書です。組織やモチベーションに関しても幅広く取り上げており、企業においてよく注目されるトピックが一通り網羅されています。

2 フレームワークを使いこなすための50問

フレームワークに関する本はたくさん出ていますが、「なぜそのフレームワークが必要なのか」という根本的なところにフォーカスしているものはあまりありません。この本は、企業の分析手順にそってフレームワークとその使い方が解説されており、なぜこの分析が必要か、どうしてこのタイミングでこのフレームワークかなど、非常に実践的な視点から書かれています。MECE(もれなくダブりなく)の考え方、ロジカルシンキングができる方は飛ばしてしまって構いません。

3 ワーキング・ナレッジ―「知」を活かす経営

「知識」の定義から始まり、知識に関するさまざまなトピックを取り上げています。ナレッジマネジャーのための技術はもちろんのこと、知識を扱う役職や必要とされる技能まで一つずつ解説されています。抽象的な話になりますが、読むだけでそれっぽく感じてしまうので、前提知識(これまでの本)がある程度入っていないと、上滑りしてしまう可能性があります。この本の知識を利活用できることが、ナレッジマネジャーへの最初の一歩と考えてもいいかと思います。次に載せた『知識創造企業』における知識の定義を踏まえるとより深く理解できますが、ハードルが上がるため具体的なものとしてこちらを先に挙げました。

4 知識創造企業

ナレッジマネジメントの権威、野中郁次郎先生の代表作です。ナレッジマネジメントの根幹をなす理論を構築し、日本におけるナレッジマネジメントの考え方が世界から注目されるキッカケとなりました。知識における西洋と日本の捉え方の違いという哲学的なところから話が始まっており、これ一冊でナレッジマネジメントについて少し話せるようになります。企業における事例も多く載っています。読書体力のある方はいきなりこちらを読んでしまってもいいと思います。

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