ミクロ経済学,最短距離で学ぶなら(アカデミック重視)

2016-04-10 09:37:41 +0900 written by 茂樹 磯貝

経済学の議論を理解する上で基本となるのがミクロ経済学の手法です.この本棚では(応用について学ぶことは敢えてすっとばして)他の応用を理解するのに必要な概念や手法を学ぶ・身に付ける,大学院以降の学習につなげるための本を挙げていきます(応用についてはまたの機会に).前提知識としては高校文系卒業程度の数学知識で十分です. 注:本棚作成者が読んだことのある本に限ります. 追記:『ミクロ経済理論』が最初の一冊としては難しすぎるのではないかという指摘がありました.数式での説明を避けないという点で少々ハードルが高いように思われるかもしれませんが,(例え式の導出や証明を理解できなくても)結果の数式の各項の直感的な意味を丁寧に説明してくれている本なので,頑張れば読み進めることは可能だと思います.もし心配であればマンキューやスティグリッツなどのミクロ経済学入門の本を先に読むのもよいかもしれません.

1 ミクロ経済理論 第2版 (有斐閣アルマ)

学部初級〜中級のミクロ経済学のテキストは数多くありますが,初学者がつまづきやすい数学の直感的な説明についてはこの本が非常に優れています.高校数学で学んだ微分の概念がどのような意味を持ち,経済学でどのように使われるのかを学ぶことができます.

2 演習ミクロ経済学 (演習新経済学ライブラリ (1))

手を動かしながら内容を理解したい人はこちらを.ひねった問題は少ないので,逆に理解の確認にはもってこいです.

3 ミクロ経済学

このテキストで学部中級から上級で必要な内容はほとんどカバーできるのではないかと思います. 神取先生や林先生のミクロなど他にも推薦すべきテキストはありますが,対応している問題集が出ているという点で,最短距離の学習としてはこちらを推します.

4 ミクロ経済学演習

先述したテキスト対応の問題集です.なかなか凝った問題もあり,かなり難しいです.この問題集の内容をカバーできれば学部+αには十分すぎるぐらいです.