知の見取り図サロン@東海2nd 2016年11月21日開催

地域に根ざした知的に楽しいコミュニティを創る。全国で開催している知の見取り図サロンが、初めて第二回目の開催を名古屋で出来ました。テーマは「人工知能を通して分野を横断する」

知の見取り図サロン

本の情報をオンラインで共有する知の見取り図が発展する形で、直接顔を合わせて知的に楽しい話が出来る場所を創るのが知の見取り図サロンです。

関西、東海、北陸、四国などで開催していました。しかし、本来の目的は単一のイベントを創るだけではなく「地域に根ざした」コミュニティを作ること。絶対に1回きりのイベントにしては駄目だと思っていました。

そんな中、第一回名古屋サロンの参加者が運営に回ってくれて開催することが出来たのが今回の第二回サロン「人工知能を通して分野を横断する」というものでした。

学問紹介

今回も名古屋では最初に専門家から自身の專門の紹介をいただきました。法哲学、宇宙物理、そして緩和ケア(死にゆく人のためのケア?)というテーマです。

それぞれの学問の面白さや、その分野における分野越境のあり方といったことにも触れていきます。ここで参加者の皆さんの興味を惹起した上で、グループワークに移っていきます。

グループワーク

グループワークでは、それぞれの專門領域×AIに関する新聞記事を取り上げてそれについて様々な議論を行っていきます。僕のグループワークでは、AIが裁判を行うことについてというトピックを中心に、それに対する意見を整理しながらまとめていきました。

(受付を担当したのは前回参加者の高校生、Miyabiさん)

自然科学的な方法論が人文科学の領域(歴史や言語学)にも使われるようになり、価値判断にアクセスするようになった。その価値判断に関わる中で、当然社会科学の領域にその知見が応用されるようになる(法学的にも判決という形で用いられる)という流れで話をしていきました。

しかし結局本質的にあるのは「僕達のわからない理屈で導き出された理屈で導きだされた価値判断」というものが提示された時、僕達はそれを信じることが出来るのか。という大きなテーマだったなと思います。

イベント後

グループワークの後は感想を全体にシェアしていきます。それぞれのグループごとに全く異なる意見や議論が動いていたことがわかり非常に興味深かったです。

その後も、解散とはしたものの多くの参加者がその場に残って熱く議論を続けていたり、專門の話を皮切りに人生の話をしていたり、個人的に仲良くなっていく感じを見て凄く不思議な気持ちになりました。

知的好奇心というものから人が繋がり、仲良くなり、知識を共有し笑い合い、次会ったときには「あ! あの時の!」となるような関係が生まれていくんだろうかと思うと知の見取り図サロンの意味を凄く実感しました。

本当に嬉しかったです。とても楽しい名古屋サロンになりました。

定期開催について

今回の東海のサロンは第二弾でした。とうとう、同じ地域にもう一度戻ってくることが出来たのです。これは物凄く嬉しいことでした。地域に根ざしたものになるために。

しかも、今回の運営には東海サロン第一回の時の参加者が関わってくれていました。最初は参加者として関わってくれた方が、今度は運営に回る。サロンのコンセプト設計から携わる。

こんなに素敵な循環があるでしょうか。こうやって連綿と受け継がれていって、「あそこは知的にガチに話せるから楽しいよね」という場になったら僕は本当にうれしいです。

(当日の打ち合わせの様子)

これからも多くの苦難や難しさが待ち構えているのでしょうが、そんな風にこのサロンを全国で発展させていくことが出来たらと思います。

運営パートナー

前回に引き続き協力してくれたKotaro KIMURA君は相変わらず安定的なプロジェクトマネジメントの能力を発揮してくれました。前回は専門家という立場から参加されたShun ARAIさんは今回は運営と専門家の二足のわらじ。

前回参加者として関わってくれていた高校生のMiyabi YOSHIHARAさんや、教育学部の二年生で今回は司会も担当してくれたTaku YAMAMOTO君、そして他のプロジェクトでとってもお世話になっているYuya SUZUKIなど多くの方の協力で今回のサロンも開催出来ました。

今後も、九州や東海、北海道に沖縄など多くの地域でパートナーを探しています。是非一緒にサロンを創りませんか? 知的に楽しい、地域に根ざしたイベントを開催しましょう。是非ご連絡ください。

反省点

今後改善するためにどんな点が指摘できるだろうと粗を敢えて明記しておくと、当日の運営がドタバタしてしまい開始が遅れてしまったことは勿体無かった部分です。

ギリギリまで当日使う新聞記事を決め切れなかったため当日直前の印刷となってしまいました。これを防ぐには当日に必要な資料は前日までにPDFなどで全てまとめておくことかもしれません。

まとめ

今回のサロンは本当に感慨深いものとなりました。知的好奇心に優しい社会を創る、そんなテーマで今後も生きて行きたいと思っています。

知的なことは楽しい。おお、そんな考え方もあるんだ! とワクワクする。そんな楽しい気持ちを何歳でもいつでもどんな領域でも感じられる場所に出来るように今後も頑張っていきます。

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