知の見取り図サロン@関西 2nd 「偏見をぶっ壊す」開催

地域に根ざした知的コミュニティを作る。そんな目的で日本各地で開催しているサロンですが、最近はとうとう第二弾が各地域で出来ています。今回は関西でのサロンを記事にまとめました。テーマは【偏見をぶっ壊せ】です。

知の見取り図サロンとは

詳細は上記の記事を確認頂けたらと思います。一言で言うと「普段中々話せない/聞けない、知的だったり真面目だったりする話が気軽に出来る場」であり「イベントが終わった後も気軽に連絡を取り合える仲を形成する場」でもあります。

物理学や哲学のちょっと小難しい話。みんなじゃないけど、絶対それを好きな人はいるはず。それを楽しめる場を全国に創り、そしてそれが地域に根ざして高校生から社会人までオープンに参加可能なものにしたらきっと凄く良いなと思って僕は知の見取り図サロンを全国で開催しています。

地域パートナー

全国でサロンを開催しコミュニティを形成することは、僕1人では絶対に出来ません。パートナーを見つけ、その人と一緒にテーマ設定から会場決め、当日の運営まで全て一緒にやっています。今回は橋本さゆりさんがパートナーとなってくれました。

(当日はスピーカーとして日本にいる外国にルーツを持つ人達への偏見について発表)

元々知り合いではないのですが、サロンの記事などを見て「是非やりたい!」と連絡を頂き一緒にやることに。イベント運営経験も無い中、試行錯誤しながら一緒にサロンを開くことが出来ました。(サロン開催に興味のある方や団体は是非ご連絡くださいね)

また、サロンでは前回パートナーにも頼もしいアドバイザーとして打ち合わせや当日にも出来るだけ参加してもらっています。前回のサロン運営で得られたノウハウなどを共有してもらっています。

今回のテーマ

「偏見をぶっ壊す」というざっくりとしたテーマでしたが、その甲斐あり4人のそれぞれ全く違う分野をやっている人が専門家として発表しました。哲学、都市計画、社会学、物理学の面々です。

それぞれの分野や所属に対する偏見に対して、「実はこんな感じで、めっちゃ面白いよ」という内容の発表を行うという形式です。知らなかったことも多く僕自身も非常に楽しみました。

内容1.専門家によるトーク

サロンは毎回形式が異なるのですが、今回はまず15分間のトークセッションを設けました。今回は僕もスピーカーとして参加して「哲学って役に立たないよね(笑)」という偏見をぶっ壊すために発表しました。

他にも踊る公務員こと神戸市職員の方による「公務員って安定志向」という偏見をぶっ壊すトークなんかもありました。話すのが上手いのに加え現場のプロジェクトについて熱く語って頂き大変盛り上がりました。

(元々「地球が危ない」という科学雑誌newtonの特集を読んで環境工学を学び修士まで行った後、実際に環境問題と向き合うために現在の職業に就いたとのこと。熱かったです)

内容2.質疑応答・意見交換

15分のトークが終わる毎に、15分間の質疑応答・意見交換が行われました。どのトークでも時に厳しく、時にスピーカーが思ってもいなかったような視点が提出されるなど面白いものでした。

また、今回のサロンには高校生が4分の1を占めており、彼等の中からも積極的に意見や質問が出てきたことから質疑応答しやすい雰囲気や場になっていたのかなと感じます。

中には極めて高度な内容になる場面(物理学の専門家同士による意見交換)もありましたが、それもまた知の見取り図サロンの醍醐味。色んな専門の話が出るのですから、わからないことだって出てきます。

本当に頭がいい人は誰にでもわかるように話せるという言説がありますが、それは大事な複雑なことを全部端折って話してるだけだと個人的には思います。

(途中、参加者同士が熱く議論を交わすタイミングもありました。宇宙物理と環境経済学の熱い戦いです)

内容3.フリートーク

さて、議論が盛り上がりトークが終了したところでフリートークに移ります。専門家の専門性も大分見えてきた上で、それぞれ自由に席に座り色んな話をしました。

僕のいたテーブルでは高校生たちが多く集まり「こういうプロジェクトってどうやって動かしているのか」という話で盛り上がったり、参加者の方に東洋医療の准教授の方がいらっしゃっていたので僕の友人でヨガインストラクターの方と引合せて話すなどしました。

色んな分野、色んな年齢、色んな所属の人達が「知的好奇心」という共通点だけを持って集まる場所というのは色んな化学反応が起こるので非常に非常に面白かったです。

内容4.懇親会

地域に根ざした知的コミュニティを、ということで最後はイベント終わりに懇親会を行いました。最終的には二次会まで突入し、ざっくばらんに様々な話が出来ました。

スピーカーだけでなく参加者も専門性が高い方が多いため、飲み会ながら「なぜ世界標準の会計基準が必要なのか」「エシカルファッションの在り方」などについて色々と話しつつ美味しくお酒をいただきました。

反省点

素晴らしいサロンでしたが、どんなものにも「もっとよく出来る」ところがあります。今回のサロンにも当然そのような改善可能な点があったのでここに共有しておきます。

1つは、会場が非常にうるさかったことです。電車の通る時の音が極めて大きかったため発表の合間合間に何度も聞き直さなくてはいけない場面がありました。

さらに、その会場を貸し切らずに半貸切にしたため他の客も当然打ち合わせやおしゃべりをしていたためその声も大きくやりづらかったというのが正直なところです。これは今後会場を選ぶ際に少し気をつければ改善可能なことです。

また、参加者の層が広いために「誰に向かって話したら良いのか」がわからないということもありました。誰でも来られるオープンな場所なので設定は難しいですが「専門性を持っていない人にも1から伝わるもの=高校生がわかるくらい」というのがちょうどいいかなと感じています。

今後の展開

他の地域同様、関西でも今後は「参加者が次回の運営に回り、前回運営はアドバイザーに回る」という流れを作っていきたいと考えています。これは、コミュニティを地域に創るために絶対に重要なことだと考えています。

(今後、高校生が運営にも入ってくる流れだと最高です)

また、それとは別に最近気付いたことがあります。サロンほど形式的ではなくてもたまにご飯会などを開くような関係が生まれれば一番良いなということです。

気軽に勉強のことや大学のこと、社会のことや専門に関する情報の交換が出来る場所、関係みたいなものが作れたら一番ですよね。今はサロンとサロンの合間には特に何もしていないので関係づくりにはまだまだ改善の余地がありそうです。

まとめ

関西は、知の見取り図サロン@全国の第1弾を開催した場所でした。一番初めは僕も頼み方がわからずパートナーの方には大変な迷惑をかけました。あれから7回ほどサロンを開催する中で僕も少しずつ成長し、今回は運営の皆さんと一緒になって以前より更に良いサロンに出来たと思います。

(中段右端:今回大忙しだったMizukiさん)

カメラマンをやりながらファシリテーターもやるというとんでもなく大変なポジションを担って頂いたMizukiさん、前回パートナーであり今回も全体の下支えに加え面白さを追求してくれたYuyaさん、そしてイベント未経験にも関わらず最後まで走り抜けてくれたSayuriさん。みなさんのお陰です、本当にありがとうございます。

参加頂いたみなさんも、是非今後も交流を深めていきましょう。気軽に知的な話、真面目な話が出来る場をこれからも作っていきます。どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。

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