本棚
初心者から専門家向けまで、様々な本棚が揃っています。
「年号や出来事を暗記するのが歴史の勉強である」とか、「いや、暗記だけじゃない、論理だてて説明できるようにするのが歴史の勉強である」といった言葉は多くの人が一度は耳にしたことがあると思います。しかし、私たちの考える「正しい歴史」はどのように構築されてきたのでしょう?例えば、なぜ「関ケ原の戦い」は覚えなければならないのに、徳川家康が食べた朝ご飯は覚えなくてもいいのでしょうか?なぜ会ったこともない「源義経」はいると日本中の人が断言できるのでしょうか?歴史というと、国際問題をややこしくするネガティブなものと捉えられたり、暗記ゲームと思われたりします。しかし、色眼鏡をはずして、社会学や哲学、そして歴史学自身の歴史へのチャレンジをお楽しみください。
世の中の物質は果たしてなにからできているのだろうか。今あなたが座っている椅子や、道端の雑草、空に光る星など、我々の周りには数えきることができないほどの物質が存在するが、現代の物理学ではそれらは18種類の「素粒子」と呼ばれる最小構成要素を持つと考えられている。それらは現在「標準模型」と呼ばれる理論モデルで説明されており、特殊相対性理論的な「場の量子論」で記述されている。場の量子論、素粒子論を学ぶにあたって多くのテキストが存在するが、ここでは私が実際に研究室でゼミナールを通して使用した本を紹介することで、素粒子論への道しるべの一例を紹介していきたい。一冊目を読むために、2冊目以降の準備が必要になるだろう。