わくわくするような未知の知との出会い

獣医師とは何者か〜獣医学の幅広さ〜

2015-08-16 18:37:06 +0900written by 岡田 和真

ひとえに獣医学と言っても、それは総称のようなものです。獣医学の中には多種多様な学問があり、また多くの職業があります。この本棚は、それぞれの学問に触れつつ、獣医師が何をしているのか少しでも理解できるものを目指しました。後半はかなり専門書に近いレベルのものです。読んだあと・見たあとには、獣医師という人たちの一端を分かることができる、かも。

1動物のお医者さん (第1巻) (白泉社文庫)

本のおすすめ度:4.9

とても有名な獣医関連の漫画です。獣医学生とはどんなものなのか、フィクションはもちろん入ってますが、ある程度理解できるかと思います。同級生もよく読んでいました。獣医学生が、いかに変人・奇人の(失礼しました)集まりであるかも分かる本。

2珍獣の医学

本のおすすめ度:4.8

犬猫だけではなく、エキゾチックアニマルと呼ばれる爬虫類や珍しい動物も診ている有名な先生の本です。自分は学部生の2年か3年の時に読んだ覚えがあります。珍しい動物の診療の話ももちろんですが、「臨床」および「動物病院」という現場の雰囲気、実情なども読み取れるかと思います。

3いのちの食べかた [DVD]

畜産に限らない、食に関した映像の紹介です。獣医師がもちろん関わるのが、畜産業です。飼育されている家畜の臨床、それから肉となって出荷される際の種々の検査、これらを担っているのは獣医師です。この映像は、直接そういった獣医師の仕事を紹介しているものではありません。ただ、仕事の現場で、我々が直面しなければいけないこと、また世界の食料生産の現状を知る上でもよい教材になるかと思い、紹介させていただきました。

4新 馬の医学書

本のおすすめ度:4.6

相当にコアな本の紹介。馬専門の医学書です。日本中央競馬会 競走馬総合研究所がこの本の制作を担当していることもあり、内容は非常にレベルの高いものとなっています。それでも最初は馬を知るための項目があり、柄の名称などが纏められている所もあります。馬が好きでたまらないという人には、たまらない本になるかも。馬に特化した本ですが、馬を通して色々な学問が出て来ます。一つの動物を学問するにも、これだけの項目が出てくるのかと知ることができるという点でも面白いかと思います。

5異常値の出るメカニズム 第6版

正直に言えば獣医の本ではありません。しかし、臨床における異常値とはなんだろう、という視点を含む本であり、獣医師にも関係する本かと思います。生理学、薬理学などの背景から、臨床で現れる異常値を説明しています。単純に正常値を外した値、という認識から、なぜそれが起こるのかを学べ、「病態」を理解するのに役立つかと思います。(専門用語も多いので、上級者向け。)

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