わくわくするような未知の知との出会い

【建築入門】まずは建築を広く知りたい方へ

2015-07-25 09:10:45 +0900written by 鈴木 隆平

建築にはめっきり疎いというあなたへ。「興味はあるけど専攻が違うから授業が受けれない」「建築関係の人とこれから仕事をしていく」「まずは書籍で建築を勉強したい」そんな方々におすすめです。高校生でも読める「超入門」、建築に関する「職業」、さらに建築学を構成する「建築意匠」「建築史」「建築構造」「建築設備」「建築計画」からそれぞれ一冊ずつ本を紹介します。

1建築のしくみ (図解雑学)

【超入門】高校生の頃、「大学で建築を勉強したいけど、建築ってどんな世界なんだろう」と思い、手に取った本です。まさに広く浅く、建築の世界観をざっくり知るためにはとても便利です。少し時間があれば立ち読みだけでも結構です。「動線…って何?」「階段ってどうやってつくるの?」「家をつくるときはどんな規制があるの?」等々。図版多数、オールカラー、Q&A形式。

2建築学生の[就活]完全マニュアル2015-2016

【職業】建築家という言葉は良く聞くけど、でもそもそも"建築家"ってどういう仕事をしてる人なんだろう。自分で事務所を持っている人だけが建築家ではありません。ハウスメーカー、ゼネコン、組織設計事務所、アトリエ…聞いたことはあるけどそれぞれどんな違いがあるかはよくわかっていなかったりします。建築を仕事にしたいと思っている人、建築業界の人と仕事をしている人、そんな人におすすめの一冊です。

3建築意匠講義

【建築意匠】著者の香山寿夫はルイス・カーンという世界的に活躍したアメリカ人建築家のもとで修行をした人物。彼の東京大学での講義をまとめたものです。空間、光、地形などの建築の構成要素や、喜び、興奮、愛などの建築が生み出す感情などを多くの図版とともに解説しています。「建築の原点は何か」「人間は空間に対しどのような認識を持って建築をつくってきたか」を今一度考えさせられます。美学、哲学書のようでもあり、建築分野に携わっていない人でも読む価値のある一冊です。

4近代建築史 (建築学入門シリーズ)

【建築史】欧米編、日本編の2部構成で近代における代表的な建築物を紹介し、近代の建築の歴史を理解するための基本的な見方を丁寧に解説しています。入門中の入門でありながら大学院試験でも参考書として推薦されるような内容のつまったものになっています。多数の写真をのせて視覚的にも理解できるように構成されたテキストです。歴史の中でも現代に近い「近代」を学ぶことで現代の建築がどのような変遷の中で発展してきたかを知ることができます。

5図解 鋼構造の造形と設計―デザインと構造をつなぐ

【建築構造】デザインと構造のつながりを理解する鋼構造の造形・設計テキスト。構造計画・力学・構法の知識が、設計へ積極的に結び付くための基盤となる考え方や能力を身に付け、空間と構造が表裏一体となった建築の造形手法を解説しています。構造の種類ごとに図面とスケッチが掲載されており、構造の仕組みとそこに現れる空間を視覚的に学ぶことができます。駅舎、イベントホール、体育館など大空間の屋根を見る目が少し変わるはずです。

6建築環境のデザインと設備

【建築設備】建築環境デザインを取り入れた建築設備の教科書。建築学や住居学を学ぶ人に取っての入門書的書籍になっています。建築は、自然・都市・地球などの環境に適応し、安全で健康な空間を提供することに加えて、快適で能率的な環境が志向されています。そのために必要な基礎知識と新しい方向性がまとめられています。

7コンパクト建築設計資料集成

全11集からなる建築設計資料集成を一冊にまとめたものです。15章から成り、作図方法や環境システム、様々な空間での寸法が図版とともに解説、明記されています。圧巻なのは本書の大半を占める、「居住空間」「医療空間」「福祉空間」など全13種類の空間における設備や家具の寸法が図面と共に示されている部分。設計製図における補助資料、もしくは建築計画の講義教材として広く使われています。 あなたの身のまわりには細かく計画された寸法で溢れているということがよくわかるはずです。

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