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マルチリンガルにあこがれるあなたへー社会言語学への誘い

2016-08-29 22:38:03 +0900written by Fujii Ao

日本人は言語学習が不得手と言われます。それでもバイリンガル・マルチリンガルにあこがれて何百何十と方法論を実践してきました。(私も、短い学生時代の半数以上の時間を言語学習に費やしてきた一人です) ここで問いたい、「バイリンガル」「マルチリンガル」とはどんな人か。小さいころから海外に住んでいれば、留学で数年ネイティヴとともに生活すれば、外国語がペラペラの「マルチリンガル」になれますか?この本棚でマルチリンガルの「マルチさ」のとらえ方を、より広げてみましょう。

1学校英語教育は何のため? (ひつじ英語教育ブックレット 2)

【バイリンガルミーハー度100%】【外国語教育といったら英語教育!の常識をなくす】 英語の授業は英語で行う。TOEFLで一定の点数を取ったら単位がもらえる。小学校から英語を学ぼう――― これらの指針が第2次安倍内閣の提言として出されました。教育政策は、国が国民にどういった人材になってほしいかを形にしたものですが、世界が多極化するなか、全員が一様にテスト勉強に励むような言語教育で日本人はよいのでしょうか? 日本の外国語教育の行く先をこの本とともに、冷静に考えてみてください。

2複言語・複文化主義とは何か ―ヨーロッパの理念・状況から日本における受容・文脈化へ (リテラシーズ叢書)

【マルチリンガル駆け出し度100%】【英語以外の外国語にも興味があるあなた】「バイリンガル」とは、いくつもの言語がペラペラな人でしょうか?みなさんは自分のことをそう呼べますか?帰国子女や留学生はどうでしょうか? ***ヨーロッパで生まれた「複言語主義」の考え方は、世界中の外国語学習の概念を大きく変えました。いまやネイティヴは言語学習のお手本ではありません。4技能まんべんなく身に着ける義務もなし。母語を捨てるのではなく、母語の上に新しい言語を追加する。そんな風に考えれば、言語学習は生涯にわたって楽しめる、あなたの人生を豊かにするチャンスと言えるでしょう。

3言語への目覚め活動 ―複言語主義に基づく教授法

【マルチリンガル超越度100%】【言語教育を超える教育!】一度に5個も10個も言語を混ぜて行う授業。文法や発音ではなく、「言語」そのものについて学ぶために、できるだけ多くの言語を並べて比較し、「異質なもの」に対する感性や分析の思考力を鍛えます。いくつもの言語の中には、実はクラスメイトの出身地の方言や、想像もできない世界の裏側の少数言語まで含まれ、それぞれが等しい価値をもったものとして紹介されます。他の言語に出会い、その文化の素晴らしさを知り、互いに尊敬しあう社会をつくる。言語教育には無限の可能性が広がっていることをこの本は教えてくれます。

4マルチ言語宣言: なぜ英語以外の外国語を学ぶのか

【マルチリンガル弟子入り度100%】【英語以外の外国語に魅了されているあなた】ヨーロッパでは、自分の第一言語のほかに少なくとも二つの言語を学習するように政策がなされています。これは、より多くの人とコミュニケーションをとるためでもあり、実は個々人の人生のためでもあります。言語を勉強する過程で、私たちは多くの気づきを得られる、そんな人生の楽しみを、英語学習だけに限ってはもったいない。次に紹介する「複言語・複文化主義」にもつながる一冊です。

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