わくわくするような未知の知との出会い

海洋工学を専門にする人へ

2015-11-01 23:19:39 +0900written by Hirokawa Eiji

海洋工学は世界を股にかける広い分野であるにもかかわらず、専門とする人はほとんどなく、教科書も潤ってはいません。あることはこの本に書いてあり、またあることはあの本に書いてあり...というのを拾い集めて学習していくことになります。この本棚は、海洋工学をこれから専門とする人が最初に読むと良い本を扱っています。これらの本を読むことで、海洋工学に必要な基礎の基礎を学ぶことができます。

1船体と海洋構造物の運動学

静水中・波浪中の浮体の運動は海洋工学のキホンのキである。この本はまさにそれについて書かれており、なにはともあれ最初の一冊であろう。多くの海洋工学の本は、この本の知識は既知のものとして書かれている。

2海洋構造力学の基礎

海洋構造物に働く荷重や内力を扱い、構造設計に必要な考え方をまとめた本。基礎的な流体力学や材料力学の知識は事前に身につけておくことが望ましいが、実際に構造設計を行う前には必ず読んでおきたい一冊。

3海洋構造物 (船舶海洋工学シリーズ)

薄い本ながらも海洋構造物の概要、自然条件、復原性、荷重、応答解析、位置保持、構造設計法と網羅的に記されている。ただし、薄い本であるが故、詳しい部分と簡易な部分のムラがある。流体力に関しては特にわかりやすく書いてあり、理解を深めるのに良い。