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基礎から発展までわかる電波天文学

2015-07-07 20:17:38 +0900written by Saita Chey

天文学の中でも一番波長が長い電波を用いて宇宙を観測する電波天文学。チリのALMA望遠鏡など国際的なプロジェクトも盛んになってきたホットな研究分野のひとつです。 この本棚では「電波で何を観測するか」よりも「電波で観測するための理論や手法」を学べる本を集めました。最初の1冊では電波天文学の基礎となる理論や観測装置などを学び、1冊目に書かれていない詳しいことを2、3冊目で補います。レベルが高い本棚になっていますので、この本棚の前に「天文学」の本棚を読むのがオススメします。

1宇宙の観測〈2〉電波天文学 (シリーズ現代の天文学)

電波天文学について知りたいと思ったらとりあえずこの本。電波天文学の基礎から観測機器、観測方法まで幅広く網羅されている。初めて電波天文学を勉強しようとする学生にオススメの本。

2Tools of Radio Astronomy (Astronomy and Astrophysics Library)

英語の電波天文学の教科書。アンテナ1つで観測する単一鏡型電波望遠鏡、多数のアンテナで同時に観測する干渉計型電波望遠鏡のどちらに関しても学べる。1冊目の本で詳しく書かれていないことや飛ばされている数式もフォローアップすることができる。各章の最後に練習問題がついているので学んだことを復習できるのがこの本のいいところ。

3Interferometry and Synthesis in Radio Astronomy

干渉計型電波望遠鏡のバイブル的な本。干渉計型望遠鏡は1つではなく多数の電波望遠鏡で一度に観測する手法である。干渉計の原理、観測方法、解析手法など全般を網羅しており、数式での説明も充実している。「宇宙の観測II - 電波天文学」の第7章よりも詳しいことが知りたい時に読むのがオススメだが、英語ができる人にとってもかなり難しい本である。

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