わくわくするような未知の知との出会い

教育について考えたい人へ ー色んな視点から教育を見直すー

2015-09-09 12:29:42 +0900written by 古川 英里子

ゆとり教育、学力調査、いじめ問題…日々メディアで取り上げられ関心を寄せられている、教育。それは私たちが大人になるまでに無くてはならないものであり、『一億総評論家』と言われるように多くの人が教育についてそれぞれの理想を持っているでしょう。しかし教育は私たちにとって身近な存在であるからこそ、学問の中で見つめ直すことで新たな発見があるのではないでしょうか。ここでは、教育を学問として対象にするのは初めてという人向けに、教育という営みを様々な視点から切り取った本を紹介したいと思います。(随時更新)

1教室内(スクール)カースト (光文社新書)

本のおすすめ度:3.2

生徒同士の人間関係を社会学的な視点から考察している本です。教室内では特定のグループが発言力を持っている、クラス全体での行事はやりづらさを感じる―誰もが経験したことのあるような教室内でのできごとに着目し、そこにどのような構造が生じているのかを分析しています。教育という私たちにとって身近な経験が、学問の中でどのように捉えられるのかを知るのに適した一冊です。

2シティズンシップの教育思想

本のおすすめ度:3.8

これからの教育について考えることは、今までの教育について見直すことでもあります。本書は、近年注目されているシティズンシップ=社会を構成する市民をキーワードとして、思想・哲学の側面から教育がどう生まれてきたのか、どんな意味を持っていたのか、なぜ今行き詰まっているのかを考察しています。現代の教育問題とからめて思想を紹介しているので分かりやすいです。