わくわくするような未知の知との出会い

日本人フランス語学者の研究蓄積。

2015-08-20 14:49:17 +0900written by 谷口 永里子

言語学、わかります。フランス語、わかります。でも、まだフランス語で論文を読めるほどではない人へ。フランス語を言語学したら、どうなるでしょう。この本棚は、フランス語学の日本人研究者の論文がまとめられている、おすすめ書籍をまとめてあります。大学院に入る前に読むことを勧められた書籍から、最新の研究成果まで。フランス語も言語学も知識がない人にとってはかなり難しい本です。しかし、どちらかが分かれば、さらにその両方を解する読者にとっては、とても勉強になるものです。

1フランス語学の諸問題〈1〉

この書籍は、フランス語学における、音韻論、統辞論、意味論・語彙論、文体論・詩学、方言学の各分野の著名な先生方が、一節ずつ執筆された、とても内容の濃鋳物となっています。特に統辞論は3章からなっており、読み応えが相当勉強になります(が、同時に根気も必要になります)。「フランス語学」でカバーされる諸分野に関しての知識を得るために最適な本です。

2フランス語学の最前線1【特集】名詞句意味論

2012年に出版された、タイトルの通り、フランス語学の最前線の研究成果を知ることができる本です。フランス語学研究界の名だたる研究者達が、名詞句を中心とした問題を取り扱っています。フランス語学を専攻する学生はもちろん、例文はほぼ全てフランス語ですが、英語訳もついているので、フランス語が読めない言語学専攻の学生でも理解できます。また、本書以降、「フランス語学の最前線2 時制」「フランス語学の最前線3 モダリティ」も出版されており、名詞、時制、モダリティ、と自分の関心のあるテーマの最前線の研究内容を知ることができます。

3新フランス文法事典

フランス語に関することで、仏和辞典をひいても?が残ったら。フランス語学のフランス語論文を読んでいて、分からない専門用語があったら。この事典が解決してくれます。例えば、フランス語の非人称構文ってどのような構文だっけ?ってきになったら、非人称impersonnelでひけば、概要が分かります。フランス語の論文を読むとき、フランス語の文法について詳しく知りたいとき、必ず助けてくれます。

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