わくわくするような未知の知との出会い

知の見取り図サロン@東京 2016年7月17日

「ニュースを学問する」

7月17日、東京で知の見取り図サロンが開催されました。ニュースを学問するというテーマで、1つの事象を複数の視点から読み解くことの面白さを共有することが出来ました。学部生から大学で既に教えていらっしゃる方まで実に40人が集まりました。

知の見取り図サロンとは

知的好奇心に優しい社会を創るサービス「知の見取り図」が主催するイベントです。全体のコンセプトは「あ、面白い! と思ったらすぐに学び始められること」と「地域ごとの知的に相談出来るコミュニティを創ること」です。

全国版サロンの面白いところは、「地域ごとにコンセプトが異なる」こと。東京では「ニュースを学問する」をテーマに行いました。

東京のパートナー

東京で協力して頂いたのは、東京大学修士課程で化学を研究しているAmi Saitoさんと東京で開発コンサルタントとして活躍されているShotaro Gotoさんです。

会場設定からテーマ決め、当日の進行や準備などお2人とも大変忙しい中ご協力頂くことが出来ました。今回は参加者の質も高く40名規模になりました。僕1人では決して出来ないものになりました。ありがとうございました。

専門家によるニュースの解説と参加者の知見の共有

サロン@東京では、6名の専門家をお呼びしました。中にはイェール大学の客員研究員の方や、ポスドクで既に大学で教鞭を取られている方も。

第一セッションと第二セッションに分けてそれぞれ3つのトピックを扱いました。取り上げたトピックはこちらです。

第一セッション
302号室 世界を揺るがすテロリズムと国内ムスリムの監視
506号室 ニホニウム発見と基礎研究の意義
507号室 英国のEU離脱を包括的な視点で見る

第二セッション
302号室 資本主義の先にある企業体の形 -社会的企業-
506号室 X線天文衛星ひとみの運用断念から見る組織運営
507号室 改憲問題とその今後の展望

見ていただいたらすぐに分かる通り、文系理系を問わず極めて多様な内容になっています。最近取り上げられていたニュースを学問的な背景を持って紹介してくれています。

また、更に面白いのが「参加者の知見も共有してもらう」ということです。解説者は絶対的な存在ではなく、他の専門から同じニュースを見たときの知見も、参加者に積極的に共有してもらいました。

それにより、解説者の專門にとどまらないより広い分野の知見の共有が出来ました。(グループによっては質疑応答で終わってしまい、今後の改善点として残りましたが)

フリートーク

そして、全部で6つのトピックについてのディスカッションが終わった後には1時間弱のフリートークの時間を設けました。

このフリートークが本当に皆さん楽しそうに、活発な議論が行われていてとても良い時間になりました。既に解説も聞いているので共通の話題があったり、専門性を知っているので話しかけやすかったかなと思います。

こういう形で緩やかなコミュニティが形成されていくのかなと思います。今後も継続的にサロンを開催していきます。

改善点

もちろん多くの改善点も出ました。セッションごとの時間が短くて質疑応答がメインになってしまい境界を跨いだ知の共有が十分に出来なかったこと。

想定以上の方に来ていただいたために部屋が手狭になってしまったことや、ニュースにこだわらなければもっと多様なトピックで話せるのではないか(例えば「なぜ人を殺してはいけないか?」などか)といった意見が出ました。

今後、よりよくしていくための大事なフィードバックとなりました。

今後の目標

実は今までは「知的好奇心に優しいイベントを創る」「地域に根ざしたコミュニティを創る」ことをイベントの目標として掲げていましたが、更に大きな目標が出来ました。

それは、極めてオープンで大規模で多様なトピックを扱った「大規模学会」のような形にしていきたいということです。

丸一日を使ってそれぞれのセッションの時間を伸ばし数も増やし、専門家もより多くの方をお呼びして生命倫理のようなものから最先端の科学研究などについて知見を共有出来るものにしたい。

一般の学会は学部生や高校生、社会人にとっては縁遠いものですがそういった方々も気軽に参加することの出来るイベントにしたい。これはもう絶対面白いはずです。ワクワクします。必ずやってみせます。

最後に

改めまして、このようなイベントは僕1人の力では決して出来ません。一から手伝ってくれた運営の皆さん、高い専門性を共有していただいた解説者の皆さん、そして知的好奇心たっぷりに参加して頂いた参加者の皆さん。

本当にありがとうございました。今日最大の後悔は、集合写真を最後に撮ることを忘れてしまったことです…是非またお越しくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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